【特集】糸満ひめゆりの塔を訪問!レンタカーで静かな祈りのひとときを

沖縄は、第二次世界大戦の末期において、日本国内で唯一の地上戦が繰り広げられた地という悲しい歴史を秘めた島。
激戦地だった沖縄本島南部に位置する糸満市には、沖縄戦に学徒隊として動員された「ひめゆり学徒隊」の歴史と悲劇を今に伝える「ひめゆりの塔」と「ひめゆり平和祈念資料館」が建っています。
沖縄レンタカーで糸満市の「ひめゆりの塔」と「ひめゆり平和祈念資料館」を巡りながら、心静かに平和への祈りをささげるドライブ旅行へ出掛けませんか。


目次
ひめゆりの塔ってどんな施設?
沖縄戦最大の激戦地といわれる糸満市にある「ひめゆりの塔」と「ひめゆり平和祈念資料館」。
1989年の資料館開館以来の総入館者数が、2024年1月に2400万人を突破するなど、平和の大切さを語り継ぐ施設として、今なお多くの人が訪れる「ひめゆりの塔」と「ひめゆり平和祈念資料館」、ひめゆり学徒隊について、詳しくご紹介します。
ひめゆり学徒隊
「ひめゆり学徒隊」とは、沖縄戦の看護要員として、沖縄県立第一高等女学校と沖縄師範学校女子部の生徒と教師によって編成された女子学徒隊のことです。
1945年の3月に、沖縄本島南部の南風原にあった沖縄陸軍病院に配属され、負傷した兵士の看護などを行っていましたが、戦況悪化に伴って、わずか3ヶ月後の6月には解散命令が発令。
戦場に放り出されることとなり、集団自決したり、戦闘に巻き込まれたりして、最終的に136人もの尊い命が失われました。
ひめゆりの塔
糸満市に鎮座する「ひめゆりの塔」は、沖縄戦で看護要員として尽力しながらも、若くしてはかなく散っていった「ひめゆり学徒隊」の生徒と教師を慰霊するための塔になります。
塔の前にある洞窟は、かつての沖縄陸軍病院第三外科壕の跡であり、「ガマ」と呼ばれる豪内には、ひめゆり学徒や住民をはじめ、100人程度がいたのだとか。
しかし、解散命令後の6月19日に米軍のガス弾攻撃を受け、およそ80人の人が亡くなったとの悲しい歴史が伝わっています。
ひめゆりの平和祈念資料館
ひめゆりの塔に隣接する「ひめゆり平和祈念資料館」は、元ひめゆり学徒隊の同窓会と募金などによって、1989年に建てられたミュージアムです。
館内には、ひめゆり学徒の写真や遺品、伊原第三外科壕内部や南風原の陸軍病院壕を再現した実物大のジオラマ、生存者が沖縄戦について語る映像や手記などを展示。
ひめゆり学徒隊における戦争の体験を通じて、戦争の悲惨さや命の尊さ、平和の大切さなどを学べます。
住所
沖縄県糸満市字伊原 671-1
営業時間
9:00~17:25(入館受付は17:00まで)
入館料
小・中学生:150円、高校生:250円、大人:450円
定休日
年中無休
アクセス
那覇空港から車で約25分
ひめゆりの塔への車での行き方って?
ひめゆりの塔への車でのアクセス方法と駐車場情報について、詳しく解説します。
那覇空港を利用する場合
那覇空港からひめゆりの塔にアクセスする場合は、高速道路「那覇空港自動車道」を利用するのがスムーズです。
ひめゆりの塔の最寄りICは「豊見城IC」で、那覇空港自動車道を利用すると約20分で到着します。
下道で行く場合には、国道331号を経由すると、およそ40分でアクセスできます。
駐車場はあるの?
ひめゆりの塔やひめゆり平和祈念資料館には、施設専用の駐車場はありません。
ただ、ひめゆりの塔周辺にある土産屋の駐車場は、土産店を利用しない場合でも無料で使用できますので、車で行く際にも安心です。
ひめゆりの塔とともに巡りたい!周辺の観光スポット4選
ひめゆりの塔を見学した後に、レンタカーで一緒にめぐりたい周辺の観光スポットを4つご紹介します。
琉球ガラス村
「琉球ガラス村」は、沖縄の伝統工芸「琉球ガラス」にまつわる体験型のテーマパーク。
県内屈指のガラス工房や2,000種以上の手作りガラスが並ぶショップ、琉球ガラスやジェルグラスなどの製作体験ができる工房なども完備されていて、「作る・学ぶ・買う」の三拍子がそろっています。
住所
沖縄県糸満市字福地169
アクセス
ひめゆりの塔から車で約3分
駐 車 場
あり(200台)
平和祈念公園
「平和祈念公園」と呼ばれる「沖縄県営平和祈念公園」は、沖縄戦終焉の地である糸満市摩文仁に位置する公園。
園内は、平和ゾーン、平和式典ゾーン、園路広場ゾーン、霊域ゾーンといった4つのコーナーに分かれていて、沖縄平和祈念堂や平和の礎(いしじ)などが点在しています。
住所
沖縄県糸満市字摩文仁444
アクセス
ひめゆりの塔から車で約5分
喜屋武岬
沖縄本島南西端にある「喜屋武岬(きやんみさき)」は、高さ10 m から20mほどの断崖が切り立つ岬。
展望台から、東シナ海と太平洋の両方を一度に眺められるのが特徴です。
沖縄戦跡国定公園に指定されていて、沖縄戦の際に多くの人が身を投げて自決した地でもあります。
住所
沖縄県糸満市字喜屋武
アクセス
ひめゆりの塔から車で約10分
駐 車 場
あり
旧海軍司令部壕
沖縄戦の際に大日本帝国海軍の司令部が置かれていた防空壕「海軍司令部壕」は、かつて4000名もの兵士が非業の死を遂げた場所です。
作戦室や司令官室など、往時の歴史を忍ばせる壕内の一部が一般公開されています。
壕に併設された壕内の遺品や写真を展示する資料館も見逃せません。
住所
沖縄県豊見城市豊見城236
アクセス
ひめゆりの塔から車で約20分
駐 車 場
あり(100台)
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沖縄のレンタカーでひめゆりの塔を訪れ静かに祈りを捧げよう!

沖縄本島南部の糸満市は、かつての沖縄戦の激戦地であり、「ひめゆり学徒隊」の悲しい歴史を物語る「ひめゆりの塔」と「ひめゆり平和祈念資料館」が建つ地でもあります。
今回の記事では、沖縄のレンタカーでのひめゆりの塔への行き方や駐車場情報、ひめゆりの塔と一緒に巡りたいスポットなどについて、分かりやすくまとめました。
沖縄のレンタカーで糸満市の「ひめゆりの塔」や周辺スポットを訪れ、心静かに平和を願うドライブ旅行に出掛けてください。

